創業経緯
ワイン用ブドウの主要産地である、山鹿市菊鹿町で、より地元に根ざしたワイン造りに取り組むため、新たに立ち上げたブランド「菊鹿ワイナリー」。1999年サルビアの花の発色が美しく、昼夜の寒暖差があると判断し、 ブドウ栽培をスタートしました。2018年には自らも農地を取得しワインの評価と共にブドウ造りを始めました。ワイン造りを通して地域の方々と協力し農業振興に取り組んでおり、他に地域の魅力を知っていただくための情報発信の役割も担っています。
ブドウに関して
2018年に植栽した自社農園では、これまで地域の生産者と培ったノウハウを結集し、施設の設計、品種やクローンの選抜、仕立てや管理方法などを細かく設定しています。地域に適した品種の模索も含めて新たな品種でも ブドウ造りに取り組んでいます。九州でチャレンジできなかった品種も栽培を行っており、開閉式レインカットの導入により効果的な水分管理で健全なブドウが収穫でき、より造り手がイメージするワイン造りへ一歩近づきました。
ワイン醸造
仕込み場はブドウ畑と隣接することにより、収穫後の新鮮な状態をそのままに醸造が可能となりました。収穫されたブドウを選果テーブルで振り分けを行い、小ロットでもクオリティの高いワインが醸造できます。設備は小規模タンクを設置し、気候風土を活かすための醸造スタイルと造り手の感性がブレンドされ、菊鹿のテロワールを表現します。